なぜ、貯蓄が必要なのか?〜貯蓄の目的と考え方〜

お金の基本

 毎月の給料から税金が引かれ、家賃や食費、光熱費等の生活に必要な支払いを済ませて手元に残ったお金。
 毎日仕事に行き、残業し、ストレスに耐えて得たお金。ストレス発散のためにも自分の好きなことに使いたい。この上なぜ、我慢して貯蓄をしなければならないのか?
 このように考える人は少なくないと思います。

なぜ貯蓄をする必要があるのか。

理由は簡単で、「投資をするため」「いざという時の備え」です。

 この記事を、閲覧されている皆様は少なくとも貯蓄や投資に興味がある方だと思います。
 投資にも様々なものがありますが、何を始めるにも、まずはお金を貯める必要があります。残念ながら、貯蓄がない状態で投資はできません。
 では、どのようにお金を貯めていけばいいのかを考えてみましょう。

お金を貯めるにはどうすればいいか

 お金を貯めることは簡単ではありません。
 なぜなら、ほとんどの人にとって貯蓄とは、「我慢」だからです。「我慢する」と言うことは、言い換えれば「嫌いなこと」です。「嫌いなこと」が長続きするはずがありません。

 では、上手く貯蓄をしている人はどのようにして貯蓄をしているのでしょうか。

貯蓄の目的をはっきりさせる

 目的をはっきりさせることで、自分自身のやる気となります。

 思い出してみてください。子供の頃に欲しかったゲームやおもちゃを買うために毎月のお小遣いを貯めていた自分を。
 苦しかったですか?おそらく多くの人は、ゲームやおもちゃを買った後のことを想像してワクワクしていたのでないでしょうか。

 大人になっても同じです。
 例えば、好きな車やバイクを買う、マイホーム購入の頭金にする、旅行資金にする。
 このように目的を達成した後の未来を想像することで、「苦しい貯蓄」も「ワクワクして楽しいもの」に変わるはずです。

 なお、私がおすすめする目的は「投資」です。
 自分で目的がイマイチ分からないという方は、投資を貯蓄の目的にしてみてはいかがでしょうか。

貯蓄の計画を立てる

 目的を定めたなら、次は計画を立てましょう。
 計画と言っても、難しく考える必要はありません。

 まずは、「いつまでに」、「いくら溜めたいのか」を決めましょう。

 例えば、半年後に海外旅行に行くために30万円が必要となるとします。
 この場合であれば、30万÷6ヶ月=5万となるので一月あたり5万円を貯めればいいことが分かると思います。

 貯蓄をすると決めたのであれば、どうすれば貯まるか?いつまでに貯める必要があるのか?計画どおりに貯めていくためにはどうすればいいか?といったことをしっかりと考えるようにしましょう。

 計画の進捗状況を確認する

 目的を持ち、計画を立て、実行しているのであれば、それらを確認するようにしましょう。

 計画どおりにできていないのであれば、修正する必要があります。
 一度、「何が原因で、どうすればいいか」を考えてみてください。

 計画どおりにできているのであれば、自信を持っていいです。
 そして、目的を達成した後のことを考えてワクワクしながら貯蓄を楽しみましょう。

貯蓄の習慣

 一度、貯蓄に成功したのであれば、ぜひ習慣化させましょう。

 お金を貯めることはトレーニングに似ています。
 自分でしっかりと考え、意識的に貯める必要があるからです。
 目の前の誘惑に負けて、欲望のままに浪費していては、貯まるはずもありません。

 貯蓄を習慣化させることができれば、自然とお金が貯まるようになります。
 お金が自然と貯まるようになれば、漠然としたお金の不安が消えて、人生が豊かになるでしょう。
 そして、貯めたお金は、自分や自分の大切な人に使うのもいいですし、急いで使う必要がないのであれば、より人生を豊かにするためにも投資に回すのがいいでしょう。

あとがき

 バブル崩壊後、日本の経済は「失われた30年」と言われるほど低迷しています。
 アベノミクス等の経済対策も恩恵を得られたのは一部の人たちのみです。
 私たちのような普通のサラリーマンが普通に仕事をして、普通に給料をもらって、普通に貯蓄するだけで豊かになれる時代は終わったと言ってもいいでしょう。
 今後、日本で生活していく上で、「投資」は必須となると言っても過言ではないでしょう。
 そして、投資を行うためには一定の貯蓄が必要となるので、貯蓄の習慣化が重要となってくるのです。

 「人生、今日が一番若い日」と言う言葉があります。
 これは、「物事に遅いなんて事はない、なぜなら、そのことを始めようと思ったその日が自分の人生で一番若い日。 まずは色々考えずにやってみよう。」という意味です。

 貯蓄も同じで、何歳だろうと遅いことはありません。
 この記事をここまで読んでくださったということは、貯蓄に興味があるはずです。そして興味があるということは「やりたいこと」のはずです。
 ぜひ、色々と難しいことは考えずに、まずはやってみてください。
 少なくとも、貯蓄習慣があなたを裏切ることはないはずです。

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